君になにか 話しをしたいけど
なにも 思い付かなくて
こんな広い 星空のした
足元にまとわりつく
猫のような
優しい孤独を
てのひらで弄んだ

そう
すこしだけいつも
何か 我慢しているのは
きっと
強いままでいたいから
いつもどこか他を見ているような
君の背中
名前を呼べば必ず振り返ってくれる
だけど

あと
1mmの孤独
決して埋まらない
埋めるのが怖い
君とあたしが
こうして側にいるかぎり
変わらないで いるかぎり
つきまとう
優しくて
そしてつめたい
あと
1mmの孤独
てのひらで
弄ぶ

 

 

© 2004.kan_u All Right Reserved.