少し肩が凝って
立ち止まってぽきぽきと鳴らしているうちに
時間ばかり無駄に過ぎてくようで
焦ってた気がするよ

だけどただ眠くて
君が呼んでいる着信にさえ
気がつかないくらい
泥みたいに眠っていた

助けて
助けてって
正直に言ったらいいじゃない
そしたら
きっと君はそういうとき気がついて
必ず助けてくれるのに

生まれてきた意味を
どんどん難しくしてしまって
がんじがらめてたの
自分なんじゃないの?

生きて行く意味が
とてもわかりにくくて
聞き取りにくい言葉で
それを苛々して
簡単に通訳出来る方法ばかり探していた
君はそれに気がついていて
そうじゃないよって言うかわりに
優しい沈黙を返す

あたしは余裕を完全に失って
それにすら気がつかずに居た

このほの暗い闇を越えて
それでもいいやって諦めないで
君もそうやってひとりで生きて来たのでしょう
優しい沈黙は確かにそこにあって
何も
応えないけれど

感じるよ
確かに君が
そこにいるってことを

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