銀河の向こうまでつづく
あの鉄道に乗るために

星のそらを仰いで
流星の落ちる場所まで

手を
繋いでいこう
君はカムパネルラのようだから
優しくて静かで
こっちを見ていてくれるけれど
君の目は寂しそうで
一緒だよ
と 言っても
何度も言っても
君がうなずいても
目を離したたった一秒で
どこかに行ってしまいそうだから

例えさそりのあかい星のように
さいわいの為なら何度焼かれようと
かまわないと囁いても

遠くをみる君は風が吹くようで

銀河ステーションのアナウンスが
空から降る場所から
ポイントが切り替わるレールの音が
空気を
ゆらす

手を
繋いで行こう
君はカムパネルラのようだから

 

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