風に吹かれながら
君と話した午後
なんでだろう君と居て
どうしてこんなに落ち着くんだろうって思った

今思えばそれは簡単で
君がとても
あたしに対して正直だったから
何の気負いも構えもなく
自分がリラックスして
あたしの前にいたからなんだ

君が与えてくれたものを
ひとつひとつ思い出してみる
それはいつも気がつかないくらいの
小さな
だけど結果として
あたしを動かす大きな力になっていた

導かれるなんて大袈裟すぎて
君は笑うだろうから
そんなふうには言わない
ただ受け止める事が
感じつづける事が
君がこのこころのどっかで
君のいいように生きて行く事が
あたしには理由もなく
素敵に思えるんだ

何で始まって
何で終わる人生でも
人として生きているって
そんなに悪いもんじゃないね

あたしは変わってくよ
君に出会った事も
紛れもない
そのきっかけのひとつなんだ

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