ぎゅっと汗を拭った
君の腕が愛しい

振りかえっても君は
あたしを 待っていない
蒸し暑い夏がもうじき
君のココロを一枚
薄着に させてくれるけど

ざわざわと揺れる
高い 梢を見上げて
ほら
空の高い所は
あんなに風が吹いている
もっともっと
君をつよく揺さぶりたい
その
チカラを少しずつでも
手に入れたいよ
あの
風をつかまえて
君に
最後の魔法をかけたい

つまらない笑顔など
あたしにはくれない君の
瞳が あたしを確かめるから
チャンスを
ちょうだいね

ココロはきっと繋がっているはず
あとは歩み出すだけの
言葉 ひとつだけ

最後の ひとつだけ

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photo: © Bunny's cafe