誰かが いつも いつも
横に いてくれると
シアワセと 窮屈を見まちがえる

愚かで
悲しいね

寒い夜
冷たい手を温めてくれた
その手のひらを思い出すたび
少し俯いて

誰にも見えないように
その蓋を開ける

よせて かえす
その旋律が
くりかえす
満ちてはひいて

こころの オルゴール

星の
壊れる音がするよ

 

「オルゴール」

 

 

 

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