おちて行くのが見える
君との時間が 過ぎていくのが
かたちになっていく
たとえ乱暴に掴んで
上と下をひっくりかえしても
また 同じように
その 一本の砂は
静かな円錐をつくりはじめ
わたしと君が
泣こうが笑おうが
止めることは出来なくて
たとえ愛していようが
別れたくなかろうが
何だろうが
「sand glass」
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