甘雨の ぶつくさ1

軽い意図 及び思い入れなどなど.....

 

 

「答え」

これを書いたのはいつだったかは覚えていない。
でも、HP作ろうと思って、 訪れてくださった方の一番はじめに何を出そうかと思って、
やっぱりこういう感じがいいかな、と。
もともと、これがトップに来るように作っていたものでね。

始まりを感じて貰えて、明るい物が良かったんだよね。
もともと、ちょっと違う感じにアップしていたんだけれど、途中で写真を入れて差し替えました。
色も可愛めに(笑) 写真は結構吟味しているつもりなんだけれど、気に入らないものもあるんで、
イメージにあった物を発見したら、いきなり差し替える事もあると思います。

恋しはじめたあの感じ、もしかして思い出していただけたらいいなぁなどと思いつつ。
これはこういう感じで作っているんだよ、
っていう事も、ちょっとここに、次のページから書いてみたいと思っています。

でも、あくまで作者の意図。 たかが意図なのです。
読んでいただける方が感じるままに、受け取っていただけるのが甘雨の幸せ。

『答え』読んでみよっかな

 

 

甘雨のかく世界の、『君』

甘雨は一応、女なので、女の目線で書いてはいる。
でも、その対象は男性である、とは限らない。
恋している相手だとも限らない。 年上である時も、下である時も。
同じ人を対象としているわけでもない。 今である事も、うんと過去である事も。

ただ、だいたいのものが実際の感覚をベースに書いている、それだけが共通 している。
これはあたしの考えだけれど、 ある程度、現実味が感じられないと伝えたいことって、
相手に伝わりにくいと思う。 頭の中でだけ考えて書ける程、あたしは想像力豊富ではない。

なにせ、例えば人を好きになるかならないかは、
その人を前に、じっくり話さないと分からないという人なのだから(笑)
乙女らしい『憧れ』というものは、あたしには無縁だったように思う。
曖昧なのは性に合わないかもしれない。

もし、時間とお暇があったら、『君』が例えば、女だったとしたら。
年上だったとしたら。年がうんとしただったら。
そんなふうに、いろいろあまのじゃくに考えて、想定していただいてもいいかもしれない。

甘雨は、とらわれるのを一番嫌うので....... 垣根を、低く、ひくく。
どこまでも、フラットに。 読んでいただける、あなたの感覚で、料理していただけるのが一番嬉しい。
『君』は。 一人だけとは限らない。

 

 

甘雨、っていうのは草木を育てる雨の事なのだそう。
優しい雨。 5月くらいの、ひと雨ごとに若葉を濃くしていく雨。
それまでの雨が冷たかったのに、あ、あたたかい。と、感じられるような雨のしずく。

とまぁ、そんな感じなのだけれど(笑)
即ちあたしがそうであると思って名乗っているわけではない。
雨が好きだったから、 雨という字が、とっても象形文字的で。
潤おう、という感覚も好きだったから。

例えば、歌の歌詞でも、雨という文字が入っただけで、とたんに現実味を帯びて来る。
雨は涙、やさしさ、濡れて、寒くて、誰かが恋しい。
そうやって肌に沿って来るような感じ。
頭で考えるより肌で感じた物を思い出すような。

だけど雨であれば五月雨でも雷雨でもいいわけじゃない(笑)
カンウ、っていう響きも好きだった。
きっぱりしてて、でもフェードアウト気味で(笑)

 

 

ものをかく時、絵じゃなくて詩みたいなものとか、言葉で形にしていくとき。
絵、よりは気軽で、誰にでもとっつきがいいと思う。

書けないよ、って言うひとがいるけど、誰だって書ける。
言葉が話せてるんだもん、ちゃんと。 言葉を選べるんだもの。
特に誰かを口説きたくなったりしたら、どんな人でも達人。
かきたいっ!って、この思いを吐露したい!!って、
そういう気持ちって誰にだってあるはず。

あたしが言葉でなにかを作る時。 それは勿論、こころが動かないとできやしないけど、
何かが足りない、と思う時が多い。
あっ。ダメかもな....ヤバいかも。そういう焦りとか、しまった!って言う時とか(笑)
そういう、負の感情に支配されてる時が多い(笑)
だいたいに置いて、満たされるという意識の薄い不幸なワガママ人間なので(大笑)
そこんところはいつもON状態ではあるのだけれど。

ネットで、ものを書かれてる方に何人か出会ったけれど、みなさんは何が原動力なのだろう。
面と向かってきいたことがないので分からないけれど。
けど、その中の幾人かは、作風などから見ても、あたしの仲間のような気はする(笑)
あたしは、そのように負のパワーに満ちてる時にかくので、
出来たものが暗い(笑) 暗いし、じーーーーーっと相手を観察してるみたいな、そんなものが多い。

実際の性格は暗いと言うより、天然ボケだし、何がなんなのかわからない人なのだが、
他人から受ける影響が大きい程気持ちよくいろいろ作れる人なので(笑)
じーと一人でいるよりは誰かがいてくれた方がいい。
それも、自分とは違う感覚を持った人だったりすると、なおいい。
誰かと喋るのが好きなので、相手からも、キャッチボールのように、
ぽんぽん返ってくる言葉が、結構こころの糧になっている。
故に、チャットも大好き(笑)

みんなドラマをそのひとなりに抱きしめてる。
それをふと、こころを許してみせてくれるとき。
そうか!...あたしは?って目が醒めたりする。 人が好き。なんだろうなぁ、きっと。
その時にその人が、思いがけなく投げ返してくれた言葉が、あたしの源。
ゆるゆるとこころに広がる波紋で、あたしは性懲りもなくまた、
周りに迷惑かけながら(笑)何か作りたくなる。

 

 

昔。誰だったか忘れたけど、面 白い事を言われた。
「欲求の強いヤツは絵が上手い」
上手いかどうかは別として、あたしも絵は大好きだったから、
当てはめてみたけどうんうん、確かに欲しがりではある(笑)
対象を写し取って、自分のモノにしたいという欲求はあるな、と思ったのを覚えている。

相方もわたしが言うのはなんだけれど、かなり上手い。
彼は模写に長けてて、ジッと見た物をあっというまにコピー出来るワザを持っている。
ルパンとか、009とかああいうアニメ系が大好きで、
そっくりにかきたい、と思っているうちにできるようになったらしいのだ。
そういう面から見たら、彼こそが「絵の上手いやつ」にぴったり当てはまる男なのかもしれない。

あたしは模写はしたことがないけれど、名画、と言われるものを見る、のは好きだった。
その頃習っていた油絵のセンセイの家にあった古い宗教画の画集は見たなぁ。
「フランダースの犬」のネロが死ぬ前に見た絵って、
これかな!!っていうものに出会った時は感激だった。

母がちょっとだけ詳しかったので、親しんだのかもしれない。
要するに、絵の世界のクラシック、って言えるのかも知れない。
展覧会があると、見に行ったりした。
「誰の絵が好きですか」 でも、そうきかれると困って、
だってその人の絵だからって全部が好きではないしとか(今もそれは同じ 笑)
へりくつこねて、 「シャガールの青い色が好きです」 とかって生意気な事を言っていた。
でも、確かにあの青は、生で見た時衝撃的で、必死になって作ろうとした事はある。

模写をしなかったのは、中学の時に美術を教えて下さった大好きだったセンセイが、
「まねなんかするな〜。写すな、写真じゃねぇぞ〜」 って言われて、
あ、そうじゃん、って(笑) その時から変な呪縛が解けたのかもしれない。

模写は出来ないけれど、誰かを、マンガちっくにかきかえる、
それは結構いけたかもしれない。 友だちの彼氏とかをよくかいてやって喜ばれた(笑)
あたしの欲求ってそういう曖昧な感じが関の山なのだろうな。

 

 

あたしが今使っているのはeMacっていうモニター一体型のマシン。
一体なので、場所は取らないし、画面もフラットだし。
何せ、安いところが気に入って買った(笑)
前のG3から比べたら、何だか素直だし、いいかも.. ってただ、
Macに慣れただけかもしれない。

相変わらず、パソコンの世界ってWindows中心にあるのは当たり前で、
ソフトでもなんでも、Macがぱくんと食べてくれるものはだいたいお取り寄せだ。
たまにイライラする事もあったけど、同じように感じてくれるMacの友だちも、
少ないけど居てくれるし、 だいいち、そういう「たりねぇ!!」って感覚が、
大好きな変人なのだから(笑)Macはやめられないのかもしれない。

よく、デザインとかモノを造るのに、コンピュータを使う時、
WinよりMacの方がいいと言う事がある。 「いいかげんさ」がいいのだよと言う人がいる。
あたしはWinを未だ、触った事はろくに無いので(珍しいヤツだ)その辺全く分からない。
Mac純粋培養で育ったパソコン生活なので(笑)
もう一台買う時が来たら、絶対Win、それもノートだ。とか、 勝手に思っているのだけど。

 

 

時間がない。時間がないない。
なにか作りたい、っていう欲求は怒濤のようにあって、 でも果たせないでいた。

ひとの為に何かする時間。 結局それのために時間を取られてしまっていて、
ペースを乱される。 仕事なのだけど仕事じゃないような、
そういう毎日にいつかすり減らしていた気がする。

もともと、いろいろなことを自分なりにする事は大好きで。
でも、決して器用ではなかったから、横一列とか、いっぺんに同じ物を模倣するとか、
そういう事は向いていなかった。
ちょっとノリが違うらしくて、よくセンセイから目をつけられた(笑)
理由はわからないけれど。
服を作るの好き、でも家庭科は嫌い。
音楽は大好き、でも音楽の授業はイヤ、 絵をかくのは大好き、
でも美術の授業は大嫌い、 そういう子どもだったからなぁ。

時間が経って大人になっても、そのノリっておさまらなかった。
けれど自分の時間ってどんどんなくなっていって、

いつか、こうやってどうでもよくなってしまうのかなぁとぼぉっとしていたら。
ひょんなきっかけで出会ったPCに救いがあったというわけ(笑)
なんにも分からなかったから、余計に面白いんだろうな。

パソコンというモノを絵筆のかわりに絵をかく。
紙とペンのかわりに文字をかいていく。 確かに自分がキーを打っているのだから、
自分が作ったものなのだけど、はじめは距離を感じて、不思議な世界だなとおもったりしたなぁ。