甘雨の ぶつくさ2 

『rain_rain』

誰でも、初めての時はなんにもわからない。
仕事だって恋だってそうかなと思うんです。
初めてした恋が成就して、生涯一回の大恋愛!なのも、
勿論感動的に素敵だとは思うんですが、
悲しいかな、なのか素晴らしいのか、性懲りもなく、か。
人は、何度も恋をすることになるってのが多いです。
過去に経験した恋が、素晴らしかったり、辛かったり、懲りたり、
それなり真剣なものだったりすると、お別れには体力や心力(笑)が必要で、
ああ、もう恋なんて出来ないとか(笑)、
誰も信じられないとかいうことになってしまいがちです。

ココロがつかれて敏感で、傷つくのが怖い状況になっているんですよね。

だけど、出会った誰かが優しかったり、あたたかかったりすると、あっ。
.....と。
性懲りもない状況に落ちそうになるのですよね
(何度もありました、あたしも笑)

傷付いて辛い、悲しい思い出と、新しい出あいの間で、
葛藤する気持ちってこんな感じかな、
と、古い映画に例えて、書いてみました。
ここで言う、「rain」は、勿論、雨の意味もあるんですが、
ふるーい映画って保存が悪いと、
傷が入ってどうしょうもない映像になったりするじゃないですか?
あれの事を、雨が降る、「rain」って言うんですよね。
それと、両方にかけてあるんです。
雨に濡れたくつは、寂しさの象徴として、
そして新しい恋に躊躇する気持ちを、 心のなかにリピートしてる、
辛い傷だらけのフィルムとして(笑)

人って、恋する生き物だって思うんです。
誰かを好きだなって思うなら、どんどん遠慮なく恋して欲しい。
それでぼろぼろになっちゃっても、損ばかりでは決してないから。
人知れず、悲しみを乗り越えてきて、それでも何かを求めて行ける人って、
感受性も豊かで、魅力的だな...!って。
あたしなんかは思ってしまうんですよね。
怖いけど。
きっと、素敵な人になれる、レッスンなんじゃないかなと、
負け惜しみかもしれないですが(笑)

『rain_rain』読んでみよっかな

 

詩みたいなモノを作る人って案外たくさんいるんですよね。
特に、マキハラノリユキ大好きだーって言う方は詩心のある方が多いと思う(笑)
けど、いざ。見てもらおうか、っていうだんになると、なかなか、って思うわけで。

この間友だちとそれについてちょこっと話したんだけれど、
やっぱり詩を出すのって、勇気がいると。
何かに対する自分の蘊蓄やら意見とは全く違うものでもあるし。
なんか、プライベートを見せてるような気恥ずかしさがある、とね。

確かにそれはそうかもしれない。
詩って内省的な要素も多分にあるし、自己の感覚でそのままいくらでも書けるから。
あたしがもし。
独身で、ばりばりの現役だったら?
多分、こういうものはこんな形で堂々とは出せないと思います。
だって、生なましすぎるでしょ?(笑)書いている恋愛が、
今現在進行してるかもしれないんだもんね。
その気持ちを素直に出すのは、ちょっとリスクも大きいし、本意ではないかもしれない。
あたしが今、こういう立場で、本気の恋愛から一歩引いて、冷静にチョイス出来る、
そういう状況だからこそ。
自由に作れるような気がします。

かいたものは、実際の感覚を元にしたものが、言っちゃえば殆どです。
ただ、全てがそのとおりだと言うワケではない。
まったくそのまま、書きっぱなしにレポートしたって、面白くもなんともないでしょう。
そういう感覚で書いてはいます。ただ、小説家だとか詩人とかいうわけではないので、
その辺かなり自由なんですが...............

要するに、「吐露」ばかりでは面 白くない。
実際のコトをモチーフにしていても、それより、フィクションっぽくちょっとだけ、
ひねりを加えた方がホンモノの感覚に近寄れる、ってことだってあると思うのです。

それの度合いかな。

「甘雨のひとりごと」は、実際の感覚のブレンドがかなり大きい。
思い入れも、それなり強いです。書いた当時のコトを思い出すこともあります。
「SILVER FRAGMENTS」は、もうちょっとそこを緩めて、自由に書いてるものです。
「キミノタワゴト」に関しては、もう、かなりの素!状態です。
「Hana-asobi」は、花がただ好きで、きれいなお写真をみながら、
そこで書いてるという、
純粋誘発型創作なのですが、
それでいて、今の本音に一番近かったりしています。
一番微妙なコンテンツかもしれません。『隠した気持ち』もありますしね
(って、これの意味に、 気がつかれた方はどれくらいいらっしゃるかな〜?笑)

何かを好きになるコトは忘れたくないって思うのです。
そして、好きだよ〜〜と、
こっちから差し伸べた手をいろいろな感情で握り返してくれる、
誰かのテノヒラから、与えてくれる大事な物をこころの糧にして。
これからも、対人間というコトだけではなく、いろいろなモノに、
惚れて生きて行きたいと思っています。
それが続く限り、言葉はきっと湧き出てくると思うんです。

 

最近、ここに使っていたレンタルのモノが、ぶっとんでしまいました(笑)
一ヵ月書き込まなかったわけではなかったんだけど、なんかまずかったんでしょうか?
なので、いくつかの、作った物についての書き込みが、バックアップ取る暇もなく、
消えてなくなってしまったのですが、
まぁ、ここを読んで下さる、甘雨マニアは一部の限られた方々だとは思います。
記憶に残っている物は、同じような物をアップしたいと思っていますが、
ちょっと言い回しとかは変わってきてしまうでしょう。
記憶力のよい方、どうか突っ込みは勘弁下さいね(大笑)

さて。

猫......というタイトルのモノをかきました。
好きな人がいたとします。とっても大好き。
でも、なんだかまだ一体感がない。
そういう歯がゆい状態の時を書いてみたのですが.....
モノに嫉妬する。っていうことってありますよね。
彼の、彼女の持ち物とかに。
あたしの友人が、とってもそういう子で(笑)話しをきいてて感心したことがあります。

彼の車、彼の財布、気に入って持っている持ち物を全部知ってて、
同じ物を持ってるんです。
「だけど、これは彼の持ってる物ではないから、なんだか悔しい」
そう言っていました。
そのとき、彼女はいったい何にジェラシーしてるんだろうか....って、
すっごく興味深かったんですね。

恋するとき、お互いの気持ちはなんとなく伝わっているんだけど、
なんか足りない。
彼の手のひらの中の、小さな無邪気な子猫、何の躊躇もなしに彼を見つめて、
甘えて鳴く。

こころの中にふわっと燃えてくるうすーい不思議なジェラシー。
なんか、そういうの好きです。

『猫』読んでみよっかな

 

eight blue leaves.

このサイトのタイトルは『八つの青い葉』
サイト内のところどころに、蜘蛛の巣があるんだけど、それが一応トレードマーク。
八枚の葉に蜘蛛の巣がかかっているんだけどね。

なんで蜘蛛の巣か?
実は、あたしは「なんちゃって」なんですが、槇原敬之さんのファンです。
その数ある曲のなかで、はじめて発売日に買ったCDが「Hungry Spider」
その歌詞のなかから取ったものなのです。

ファンサイトなんていうような情熱はない(笑)だけど、彼のかく言葉の痛さ、
やさしい...などと、とても単純に一言では言い尽くせない新鮮さに、
悔しいけどちょっと影響も受けています。

そして、彼の音楽を聴くことによって、出会えた大切な友人達のおかげで、
ここを始められた、そういう意味でも。

もともと、自分が持っていない感覚を持っている人が好き。
はっとする何かを見せてくれる人に、影響されて生きてるもので。

eight blue leaves.
ここから発信できる全てを、あたしは大切に思っています。