君は 無邪気に笑いながら
未来の夢を話してくれる
あたしは 精いっぱいの笑顔で うなづいている

君の背中には ほら
いつ飛んでいってもいいような
美しい翼が息をしている
君の目は きれいだね
透き通る その輝きは
あたしが いつか知らないうちになくしてしまった
それに 似てるよ

君は 自由でいるのが美しい
君は 我儘なのがいい
そこが好きで 側にいる筈なのに

あたしのなかにいつの間にか出来た
君への届かないラビリンス
きっと 答えは見つかる
間違わないで歩いてゆければ
君に辿り着く

わかっているけど
こんな こころのさざ波
ゆれつづけている 小さな不安を
君は知らない

泣き出しそうな不安を 君は知らない
永遠に 知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 シラナイ。」

 

 

 

 

 

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