like a diamond.

 

背伸びを しなければ
とどかなかった 約束は
今でも胸の中に
果たせないまま ぽつりとある

 

君のことを なにかで
ふと思うとき
切ない宝石のように
それは 光を放つ

 

もう 二度と会えないなんて
ほんとうに夢のよう
あんなに見つめあったのが
幻だなんてね

 

あまりに儚くて幼い
それを 叶えるには もう
たとえ今 会っても
ふたりには似あわない

 

過ぎてしまったときのむこうで
星のように
またたいている

 

 

「約束」

© 2004.kan_u All Right Reserved.