どこまでも続く
赤い提灯のあかり

手を繋いで
歩いた夜

突然電車の窓から見つけた
見知らぬ町の 夏祭り
ひとつ駅を戻って
君と
人ごみのなか

君が
ぶきっちょなあたしに代わって
つってくれた白い水ヨーヨー
指の先を行ったりきたり
色とりどりの線模様が
心に不思議な渦を描くから

手を
離さないでいてね
あたし
ここではあなたしか知らない
迷子になってしまうから