君は わたしの柔らかい場所 君の側で 忘れたい どんなに 遠くに行ったとしても 必ずそこに帰ってゆける 当たり前のように そこにいて 当たり前のように 待っていて 時に 持ち物がおもすぎるんじゃないか、 もうもてやしないだろうといいながら ばか と笑っていて欲しい 君の前なら わたしは馬鹿でいたい 馬鹿 といわれていたい 泣きたいときは泣き顔もみせてしまったり まるで死んだようにも眠ってしまえるから 君は わたしの海 わたしはそこで 何のチカラもない一匹のさかなになって 君に抱かれる そして 目をつむる |
「やわらかい場所」
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